保護者失格。一線を越えた夜 第28話 「”ごめん”の理由」

2015年10月23日

保護者失格。一線を越えた夜 第28話 「”ごめん”の理由」のあらすじ

仕事を終えて帰宅した叔父さんは、真っ先にちづるの様子を見に行く。

おでこに手を当てると、熱が下がっていてやっと安心できる叔父さん。

買ってきてくれたプリンを食べていると、ほんわかした雰囲気に安堵して、つい本音がポロッとこぼれてしまうちづる。

「・・・どうして・・・この間、ごめんって言ったの?」

「!」

思いがけないことを言われて、ドキッとする叔父さん。

目線をそらしながら、なんとか誤魔化そうとするけれど・・・

「やだ」

そう呟くちづるをふと見ると、涙をボロボロ流している。

「やだ・・・っ、ちゃんと話してくれないとやだ・・・っ」

(あぁ駄目、もっと冷静に話しないといけないのに。泣いたら余計困らせちゃうのに)

そう思いながらも、涙が止まらない。

「叔父さん・・・もう私の事、嫌いになっちゃった?なんでごめんなの・・・っ」

「ちづる」

言葉を遮るように、スッと手を出してちづるを抱き寄せる叔父さん。

「ごめんね」

不安にさせたことを謝りながら、ちづるに分かってもらえるように言葉を選びながら話していく。

「ちづるが悪い事をしたわけでも、嫌いになったわけでもないよ。あのごめんは、私の覚悟が足りない所為だから」

そう言って、旅行の時に、ちづるに指輪を買ってあげられなかったことを詫びる。

「普通の女の子が感じる幸せをあげられないって・・・。いや本当は・・・ちづるがこれから、私以外、別の・・・好きな人ができた時の為に逃げ道を作ってる」

「!」

「・・・そういう覚悟がないんだ。でも、手放す事も出来ない・・・私はずるいんだよ・・・ごめん」

叔父さんの言葉に驚きながらも、それに対しての自分の思いを返していくちづる。

「・・・叔父さんは・・・普通の幸せをあげられないって・・・ごめんって謝るけど、私、普通の幸せが欲しいわけじゃない」

目に涙を溜めながら、それでも叔父さんを真っ直ぐに見据えて続ける。

「一緒に居たいの。居られることが私の幸せなの。指輪をもらう事じゃない・・・だから”それ”が私の幸せだと思わないで」

 

見どころとおすすめポイント

ちづるちゃん素敵です。

最後の言葉、おねえさんグッときたよ。(おばさんとは言わせない)

ちづるちゃんは、叔父さん以外の男性をほとんど知らないのだろうから、いつか別の人のところにいっちゃうのではないかって、叔父さんも気が気ではないですよね。

心のどこかではそれを願いながらも、でも本心では手放したくない、という叔父さんの心情に胸が切なくなります。

叔父さんの中で、ちづるちゃんに対する親心と恋心が葛藤しているのでしょうか。

でもそれは、ちづるちゃんを選んだ時から、一生つきまとうものです。

叔父さん、そろそろ覚悟決めましょう。

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