婚前レッスン、初めては執事と… 第6話 「貴女を諦められない…純白のドレスを散らして…」

2015年10月26日

婚前レッスン、初めては執事と… 第6話 「貴女を諦められない…純白のドレスを散らして…」のあらすじ

初めての行為が終わると、恒介はそっと梨沙の頭を撫で、服を整えて部屋から出ていく。

その後ろ姿を見つめて、ぼろぼろと涙をこぼす梨沙。

(なんで、こんなことになったんだろう)

―恒介のことが、大好きだった。優しいところも、たまに意地悪なところも、無邪気な笑顔も、真面目な横顔も、全部大好きだった。―

――でも、今はよくわからない。――

涙の止まらない梨沙にバスローブをかけてあげる藤井さん。

その優しさにさらに涙が溢れると、藤井さんは一瞬ためらい、動きを止めてから梨沙を抱きしめてきた。

「梨沙様・・・・・梨沙、様・・・・・りさ」

いつもとは違う甘く切ない響きで名前を呟く藤井さん。

(何でそんな声で名前を呼ぶの・・・?)

戸惑う梨沙のうなじ辺りに、唇を押し付ける。

びくっと震えると、彼は梨沙を抱きしめる力を強くする。

「梨沙様・・・・・お慕い、しております」

「っ!?ふ、ふじ、」

「何も言わないで下さい。貴女に何と答えられても、もうどうしようもない。私は、貴女を諦めきれない」

「っ・・・・・・!」

頬に、唇の端に、藤井さんは口づけの場所を移していった。

つられるようにして藤井さんの方へと視線を向けると、その黒い瞳と視線が絡まる。

(だめ、なのに・・・・・・)

いけないことだと分かっているのに、ふたりの唇は重なってしまった。

 

見どころとおすすめポイント

やはり心配していた展開になってしまいました。

密なレッスンを受けるうちに、藤井さんに惹かれるようになってしまった梨沙。

たしかに、婚約者の恒介にあんなキケンな花嫁修行を強いられると、彼に対する不信感も募りますし、さらに優しそうな藤井さんがそばにいてくれたりすると、心変わりしてしまうのも無理はないですよね。

それにしても、恒介とは3年の付き合いだっというのに、あっけないものです。w

でも、女性にとっての”ハジメテ”というのが、それだけ重要なことだということでしょう。

と言いつつ、このままハッピーエンドなわけは、ありません。

そう、恒介が黙って引き下がるわけがありませんよね。

無事に大学を卒業して、真っ白なウエディングドレスに身を包んだ梨沙の元に現れた藤井さん。

ふたりの唇が重なってしまったあの日以来、まるで何もなかったかのように過ごしていた彼が、そっと唇を重ねてきて・・・。

「私は貴女を諦められない。そして失いたくない。貴女を失うのが、一番恐ろしい」

そう囁く藤井さんの真意とは・・・!?

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